腰痛と脳の関係性 ◆治療編◆

みなさん、こんにちは!

西淀川区、JR塚本駅スグ、つかもと本通接骨院です!

 

本日のテーマは、前回に引き続き、『腰痛と脳の関係性』の治療法編としてやっていきます。

前回、お話したように“痛み”はあくまで、身体が異常だと伝えるうえでのセンサーの役割を果たしており、痛みを感じている箇所=その部位が異常ではないという話をし、これが国民病とも言われる腰痛に関しても、あてはまるというお話でした。

今回はその脳が関与している腰痛をどのように治していくのか?

をお話をしていきます。

まず、この脳が関与する腰痛においての、腰痛の種類から述べると、“慢性的な腰痛”いわゆる長期間、腰痛に悩まされている状態が、一番、脳と密接な関係があります。

最近の整形外科領域の分野では、原因が明確・科学的根拠(エビデンス)が取れる腰痛を“特異的腰痛(とくいてきようつう)”といい、その反対にレントゲンやMRIなどの画像所見でも異常がなく原因がわからない腰痛を“非特異的腰痛(ひとくいてきようつう)”と呼ばれます。

長期間、腰が痛むという慢性腰痛は、この後者である“非特異的腰痛(ひとくいてきようつう)”であることがほとんどです。

前回にお話ししたように、腰痛で原因が捉えられるものは、筋肉や軟部組織・関節・臓器が主要であり、とくに関節や臓器は画像診断上でも原因が把握される場合が多いです。

しかし腰痛の確率においては、筋肉がほとんどであり、その中でも重症度を見極めるのは、『動ける腰痛か動けない腰痛であるか』です。

慢性腰痛の場合は、たいていは『痛いけど動ける』ケースが多く、ぎっくり腰のように『急に動けない』といったケースはあまり見られません。

ではその状態はどういうことかというと、腰自体はさまざまな身体の動きに関与する部位でもあり、最初はぎっくり腰みたいに強く痛くなったことで、日常生活に影響を及ぼしたりした経験が脳に刷り込みが起こり、『あの時みたいになりたくない』という人間の防御反応が働き、いろんな動作の中で『腰をかばう』といった動作になり、腰周囲の筋肉が異常に緊張している状態です。

なので、治療後に『さっきより動けるけど、まだ痛い』などといった現象が、私たちの治療の中でもよくあることなのですが、まずは『動けることが』大事で、『痛みがある』かどうかは脳が感じていることなので、この『痛くても動ける』という状態を常に続けていくことを治療の中で行っていきます。そうすると、次は脳が『これだけ動かしても痛くない』という認知に切り替わっていき、何気ない日常動作でも、自然と腰をかばわず動けるようになります。

この治療は『認知行動療法』と呼ばれ、心理療法の一つであり、わたしたちのような運動器の専門家も『慢性腰痛』を回復させるプログラムの一つとして多用します。

具体的にまずは、痛みの箇所の疼痛緩和を図り、『痛くても動ける』状況を作ります。

次は『痛い動作をサポートしながら行う』ことをし、

最後は『負荷をかけながら、痛かった今までの動作を行う』

大きく言えば、この3段階で脳への刷り込み作業を行います。

当院におきましては、この3段階の間においても、細かいプログラムを組んで、またその人に合わせたペースでの治療を行っておりますので、けっして痛みを強要することはありません。

どこに行っても治らない…・治らないと諦めている方は、ぜひ当院の『慢性腰痛改善プログラム』を受けてみてはいかがでしょうか?

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