湿度と頭痛の関係

こんにちは、つかもと本通整体院・鍼灸院 院長の酒井です。

6月に入り、雨の日が増えてきましたね。

患者さんとの会話でも、「最近なんだか頭が重たくて…」「雨の日はどうも調子が悪い」といった声をよく耳にします。

このような症状、もしかすると湿度が原因かもしれません。

「低気圧がくると頭痛がする」というのは比較的知られていますが、実は湿度の高さも私たちの体調に大きく影響しています。

今日は、そんな「湿度と頭痛の関係」について詳しくお話していきます。


 

■ 湿度が高いと、なぜ頭痛が起こるのか?

 

雨が降る前日や梅雨時期のように湿度が高い日には、

・頭が重たい

・ズキズキとした頭痛

・ぼーっとする

・肩や首のこりがひどくなる

といった不調が起こりやすくなります。

これには主に3つの要因が関係しています。


 

① 自律神経の乱れ

 

湿度が高いと、汗をうまくかけず体温調整が難しくなります。

この状態は身体にとって“ストレス”で、自律神経が乱れやすくなります。

自律神経が乱れると、血管の収縮や拡張がスムーズにいかなくなり、脳の血流にも影響が出ます。

その結果、血管が拡張してズキズキとした片頭痛が起こる方が増えるのです。


 

② 体内の水分バランスの崩れ(湿邪)

 

東洋医学では、湿気が体内に入り込んでバランスを崩すことを「湿邪(しつじゃ)」と呼びます。

この湿邪によって、体内の水分代謝が悪くなり、体に余分な水分がたまってむくみや重だるさが出やすくなります。

この「重だるさ」は頭にも現れ、「頭が締めつけられるような鈍い痛み」や「思考力の低下」につながることがあります。


 

③ 酸素不足による不調

 

湿度が高いと、空気が重たく感じられます。

そのため自然と呼吸が浅くなり、脳に十分な酸素が届かなくなってしまうことも。

結果として、集中力の低下、倦怠感、頭痛といった症状が出てくるのです。


 

■ 湿度による頭痛は“未病”のサイン

 

このような頭痛や不調は、「病気ではないけれど、健康でもない」状態、つまり**未病(みびょう)**と考えられます。

「この時期は毎年つらい」「でも病院に行くほどじゃない」と思ってそのままにしてしまう方も多いのですが、実はこの段階でしっかりケアをしておくことが大切です。

放っておくと、自律神経のバランスがさらに崩れて「慢性的な頭痛」「肩こり」「不眠」「倦怠感」など、さまざまな症状に発展してしまうこともあります。


 

■ 当院でできる湿度対策・頭痛ケア

 

当院では、こういった湿度・気圧の変化に弱い体質の方に向けて、以下のような施術を行っています。

◎ 整体でのアプローチ

 

頭痛に関係する首・肩・後頭部の筋肉の緊張をやさしく緩めて、血流を改善します。

骨格のバランスを整えることで、頭痛の根本原因にアプローチします。

◎ 鍼灸でのアプローチ

 

東洋医学的な視点から、「湿邪」を取り除き、気血水の巡りをよくする施術を行います。

特に、自律神経の調整・むくみ改善・体質改善に効果的です。

◎ 自宅でできるセルフケアもお伝えしています

 

深い呼吸の仕方や、気圧アプリの活用、季節に合った過ごし方などもアドバイスしております。


 

■ 「雨の日がつらい」を卒業しましょう

 

湿度による頭痛や不調は、環境のせいだけではなく、体のバランスが乱れているサインでもあります。

「薬を飲んでもスッキリしない」

「なんとか乗り切るしかないとあきらめていた」

という方こそ、整体や鍼灸で体質を根本から整えることが、根本解決への近道になります。

どんな小さなお悩みでも大丈夫です。お気軽にご相談くださいね。

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