胸郭出口症候群について

みなさま、こんにちは!
つかもと本通整体・鍼灸院の若松です!
本日は胸郭出口症候群について書かせていただきます。

胸郭出口症候群とは、、、
まず胸郭出口(きょうかくでぐち)の場所は首の付け根にあり鎖骨と第一肋骨の間のところでその間には筋肉、血管、神経が通っています。そこに通っている神経と血管が圧迫や牽引によって腕に痺れや痛みが出ます。それが胸郭出口症候群(きょうかくでぐち)と言います。これが起こる原因は3つあります。

 

1つめは首の横から鎖骨までについている前斜角筋(ぜんしゃかくきん)と中斜角筋(ちゅうしゃかくきん)がありその間に神経と動脈が通っておりこの2つの筋肉が固くなるとその間が狭くなり神経と血管が圧迫されて痺れや痛みを引き起こしてしまいます。デスクワークをしている方や肩が上がっている(いかり肩)方に多いです。

2つ目は鎖骨とその下に第一肋骨がありその間にも神経と血管が通っています。鎖骨が下がると神経と血管が第一肋骨と挟まってしまい痛みや痺れが起こります。これはなで肩の姿勢の人に多いです。

3つ目は肩の前についている小胸筋(しょうきょうきん)がありこの下にも神経と血管が通っています。これは腕を挙げると症状が出現することが多く洗車やつり革を握るときなどに出やすいです。

 

セルフケア方法

①姿勢の改善  顎を軽く引き背筋を伸ばしてしっかり胸を張る意識をして座るように心がける事と枕の高さにも心がけることも必要で高すぎる枕や低すぎる枕は首の負担かかるので自分にあった高さの枕を選ぶことが重要です。

 

②ストレッチ

斜角筋ストレッチ 座った姿勢で片方の手を反対側の頭に軽く添え、頭をゆっくりと手のほうに押し頸の横をのばします。これを10秒~15秒かけて行います。

小胸筋ストレッチ 壁に肘をつけた状態で手をつき(肘の角度は90度)、胸を前に突き出すように意識して伸ばします。これを10秒~15秒かけて行います。

甲骨のストレッ肩チ 手を肩の上に置き、肘で大きな円を書くように回す。これを前後に数回ずつ回す。

※ストレッチでの注意点

正しい姿勢で行い呼吸を止めずに伸ばすよにしてください。しかし痛みを感じる場合は無理に伸ばさないようにしましょう。

 

③筋トレ(なで肩の人)  なで肩の人は肩甲骨が下に下がっている状態なのでそれを改善する為に僧帽筋と菱形筋という筋肉を鍛えることが重要です。

僧帽筋の筋トレ 肩をすくめるように上下に動かすようしましょう。首に力を入れずに肩甲骨を意識して行うことが大事です。これを10回繰り返します。

菱形筋の筋トレ まずペットボトルを準備し両手に持ちます。軽く脇を締めて肘を90度に曲げます。両肩を耳に近づけるように持ち上げ肩甲骨を寄せながら、肩を後ろに引きます。そして肩甲骨を寄せたまま肩を下ろします。これを10回繰り返します。

※筋トレでの注意点

しっかり肩甲骨を意識して動かしましょう。無理な回数での筋トレは怪我に繋がる可能性があります。痛みを感じた際はすぐに筋トレを中止にするようにしましょう。

 

④しっかり身体を温める 身体を温めることによって血流が良くなり筋肉の緊張がやわらぐようになります。

 

最後にもし胸郭出口症候群になった場合にしてはいけないことは、重い荷物を持つこと、腕を挙げる動作、猫背などの不良姿勢、長時間の同一姿勢の作業、過度な腕や肩のトレーニングが挙げられます。

 

つかもと本通整体院・鍼灸院・接骨院