こんにちは!
つかもと本通整体院の熊谷です。
本日は『変形性股関節症の症状』についてお話していきたいと思います。
まず股関節とはどういう状態が正常なのかというと、
骨盤にある寛骨臼(臼蓋)と呼ばれる部分が受け皿となって、大腿骨の『大腿骨頭』と呼ばれる部分が球体の形をしていて、臼蓋にその球体がはまって構成している関節になります。
そのため、自由度が高い関節になっており、ぐるぐる回すことができたりする関節であります。
またこの臼蓋の部分が先天的に受け皿が浅くなっているのを『臼蓋形成不全』といい、先天性股関節脱臼になったりするんですね。
もちろん『変形性股関節症』の原因の一つに、この『臼蓋形成不全』がベースになっていたりもします。
変形性股関節症は、この自由度の高い関節、体重を受け止める関節であるがゆえに大腿骨頭と臼蓋が衝突・摩耗して軟骨がすり減り、骨棘(骨のトゲ)が出てきて、痛みが出現している疾患です。
またそれに伴い、股関節の運動制限が出現し、歩行障害も出てきます。
今まで、ざっと大まかな症状を伝えたんですが、これはあくまでも教科書的な答えになってきます。
私が臨床を経験している中で、これは手術した方が良い、手術しなくても私たちみたいな手技や電気、鍼灸治療で十分改善するケースを今日はお伝えしたいと思います。
まず手術をした方が良いというケース。これは、
・股関節が痛くて、夜も眠れない
・大転子よりやや上部のところを触ると、膨らんでいるぐらい硬い
※大転子の位置
・歩くときに、足を前に振り出して歩けない。(横に身体を振りながら歩く)
上記のことがあると、私たちの中でも、ちょっと状態がひどいのではないか?病院を受診していないのであれば、一度、精密検査を受けるように促します。
だいたい病院を受診しているケースが多いですが…
以上が、手術を考えてもらう基準、私たちの治療の範疇を超えている状態だと言えます。
では、逆に私たちが治療できる範囲はどこなのかというと、上記の状態以外は改善できる見込みはあります!
『そんな白か黒で判断できるの?』
そう言われることもありますが、そもそも『変形性股関節症』によって痛みが出ている要素において、関節が明らか衝突・摩耗しているのが画像所見で確認でき、症状と一致される以外は、痛みを発しているのは“筋肉”です。
つまり物理的に障害がない限りは、筋肉の硬化が原因になり発生しているケースは非常に多くみられます。
どうしても『私は変形性股関節症だから、あまり動かさないようにしよう』などと思い、実際、関節にあまり異常がないにも関わらず、制限することで、本来の身体の使い方(正しい筋肉の使い方)ができずに、痛みを発しているケースは非常に多いです。
もちろんドクターにも『今は手術するほどではないが、変形はしている』って方も同じです。
今感じている痛みを100%として、その原因の20%は変形であって、残りの80%は筋肉で、上記にも述べたように、
『変形性股関節症であることを意識しすぎたが故に、余計な身体の使い方をして、余計に痛くなっている』
この状態の方は本当に多いですし、改善傾向が非常に高いです。
このブログをみて、『わたしのことや!』って思われた方は是非、つかもと本通整体院にご相談ください!
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