正しい歩き方とは?“まずは足のつき方を変えてみよう”

みなさん、こんにちは!

つかもと本通接骨院の熊谷です!

本日より、10月の診療がスタートということもあり、10月は食欲の秋、読書の秋、そして体を動かすのが大好きな私にとっての、『スポーツの秋』で10月はとてもテンションがあがります。やはりこの時期『運動会』などの身体を動かすイベントが多いのか、それが原因によるお怪我が増えるのも特徴です。

とくにご年配の方たちは、気温が下がって、動きやすい気候になり、いろんな場所へお出かけされた後は、皆さん『腰が痛い』『膝が痛い』『足裏やかかとが痛い』などの症状を訴えられるケースが非常に多いです。

もちろん一日の歩数が10000歩以上歩くと、何かしら身体に影響が出ることも間違いないですが、普段の歩き方の『この部分だけ意識する』というワンポイントさえ認識していれば、しっかり筋肉もつき、よい姿勢の状態をキープすることも可能です。

今日は、そういった『高齢者・若い人の歩き方』の違いを運動学的な観点からお話しし、歩き方のこのワンポイントを意識するというアドバイスをさせていただきます。けっして高齢者の方だけではなく、運動不足気味の方にもぜひ意識してもらいたいことです。

では早速なんですが、そもそも歩き方の観点から『高齢者と若い方の違い』とは?

まず、バランス能力が違いますよね。やはり高齢者の方は筋力低下や、平衡感覚機能の低下により、まっすぐ歩くことを保つことが難しくなります。そしてそれをどうするかというと“歩隔(ほかく)”と呼ばれる部分を広げて歩きます。

なぜ歩隔を広げるのかというと、支持基底面(しじきていめん)を広げて、上体が安定するようにします。これは高齢者だけでなく、幼児の一人歩きにもいえる特徴になります。幼児はどんどん筋肉がついていくことで、歩隔は狭くなりますが、高齢者の方は、やはり筋力は下降線をたどって、バランス機能は徐々に低下します。そして歩隔を広げることでも安定感が保てなくなると、どうするか?

『杖を突いて歩く』ということになります。杖という道具は『支持基底面』をさらに広げることで、安定感を出して歩くことになります。

これがまず一つ目の大きな違いになります。

次に二つ目の違いですが、歩幅が狭くなるということです。

これも先ほどと同様、安定感を出すために歩いているんですが、まず歩幅が広くなる、狭くなる違いは何なのか?

まず歩幅が狭いと、両足が接地している時間が長いです。つまりどんどん広くなれば、両足が接地している時間は短くなり、走るとどうなるか?片足で前に前に飛んでいっているという運動になります。

歩幅が広くなれば片足でバランスを取るという行為が、運動連鎖の中で必要になってくるということなんですね。

この2点、『歩隔(ほかく)』と『歩幅』というキーワードがポイントで、まず高齢者向けのアドバイスの観点からは『歩幅』を広げるということが大事になってきます。その理由は『歩隔(ほかく)』を急に狭くすると、転倒するリスクが高いですが、歩幅はわずか3センチ先に付くだけで、動いていない筋肉、身体の重心位置が変化するので、転倒のリスクも少なくできます。

当院で歩行指導を行う際も、このポイントをまず指導します。

上記にも述べたように、『動いていない筋肉』を動かすことが大事なんですが、この筋肉がだいたい使えていなくて、あらゆる症状を引き起こしたり、姿勢的な部分でも不具合が生じます。

その筋肉が“内転筋”とよばれる筋肉です。この筋肉を日常的に働かせるには、歩く行為で『歩幅を広げること』でしっかり動いてくれるようになります。

この筋肉は身体の真ん中に動きを寄せようとする働きがあります。

この筋肉をしっかり使えているかが、正しい歩き方にし、症状を改善するポイントにもなります。

当院においてはこういった『歩行指導』も行っております。これからの行楽シーズンで、お出かけし、膝の痛みが出てきた、または予定があるから痛みを改善したいなどの場合は、ぜひご相談ください!

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