東洋医学 「三焦」

みなさまこんにちは!

つかもと本通り整体院・鍼灸院の若松です!

本日は東洋医学 「三焦」について書かせていただきます。

 

三焦の概念は2つあり、一つは気と津液の通路としての三焦もう一つは身体を上焦、中焦、下焦に分けてとらえる三焦である。

 

①気と津液の通路としての三焦

組織・器官以外の間隙すべてが三焦であると認識されており、「名あって形なし」と言われる。役割は気と津液の通路として、それらを正常に流通されることにあります。気と津液を流通させ気化や気機に関与しています。

・生理作用

1 気の通路となり、諸気を主宰し、気化や気機に関与する

三焦は気の通り道であるとともに、肝の疏泄、肺の宣発・粛降などにより気機を調節する。そのため三焦は「諸気を主宰する」と言われる。なかでも腎精から化生される原気は三焦を通って各臓腑に運ばれます。また、水穀の精微から化生される衛気と津液は三焦を通り、原気の作用で汗に化生した津液は衛気の作用で体外に排出されます。このように三焦において生理物質が化生される過程を三焦の気化作用と呼ばれます。もし三焦の通りが悪くなると、気化に影響を及ぼし無汗、多汗などが起こります。

2 津液の通路となり、その流通と排泄に関与する

津液の流通と排泄は肺、脾、腎、胃、小腸、大腸、膀胱など多くの臓腑の共同作用により三焦を通路として行われます。三焦の流通が妨げられると、津液が停留して痰湿となり、浮腫や尿量の減少などに繋がります。

 

②上焦・中焦・下焦に分けてとらえる三焦

1、上焦 横隔膜から上を上焦と呼び、生理物質を全身に輸布する機能をもちます。

2、中焦 横隔膜からへそまでを中焦と呼び、飲食物を消化・吸収し生理物質を化生します。

3 下焦 へそから下を下焦と呼び、飲食物および水液の清濁を分別して不要なものは体外へと排出されます。

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