肩がズキズキ疼いて寝れない…四十肩・五十肩の方へ

みなさん、こんにちは!

大阪市西淀川区、JR塚本駅スグ、つかもと本通り接骨院です!

 

本日のテーマは、『肩がズキズキ疼いて寝れない…四十肩・五十肩の方へ』です。

当院におきましても、非常に多い疾患の一つが、『四十肩・五十肩』です。

正式な疾患名は『肩関節周囲炎』という名前であり、四十肩・五十肩というのは、この年代に多い疾患であることから、俗称として広く認知されております。

しかし、当院に来られる患者様の多くも、まず最初に受診されるのは整形外科です。そこから、整骨院に来られるケースが多いのも事実であり、また“もっと早く来ておけば、もっと早く治ったのに”といったことも良くあります。

なので今回は、四十肩・五十肩の方に病院なのか整骨院に行った方がいいのかといった判断基準にしてもらえる情報になればと思います。

 

四十肩・五十肩の病態

五十肩(または肩関節周囲炎)は、中年以降、特に50歳代に多く見られる肩の疾患です。その病態は多彩で、以下の特徴があります:

  1. 炎症期:最初に肩の関節包が炎症を起こします。この段階では肩関節が痛み、関節の動きが制限されます。
  2. 拘縮期:その後、肩の関節包が線維化し、軟骨化生が起こります。この段階では肩の動きがさらに悪くなります。

五十肩の主な原因は、肩関節を構成する骨、軟骨、靱帯、腱などが老化して肩関節の周囲に組織に炎症が起きることです。さらに、肩関節の動きをよくする袋(肩峰下滑液包)や関節を包む袋(関節包)が癒着すると、動きがさらに制限されることがあります。

診断は、圧痛の部位や動きの状態を観察して行います。肩関節の痛みは、五十肩だけでなく、上腕二頭筋長頭腱炎、石灰沈着性腱板炎、肩腱板断裂など他の疾患でも起こります。これらはX線、関節造影検査、MRI、超音波検査などで区別されます。

予防と治療には、急性期には安静と消炎鎮痛剤の使用が効果的です。急性期を過ぎたら、温熱療法や運動療法(拘縮予防や筋肉の強化)を行い、改善しない場合は手術(関節鏡など)を検討することもあります。

 

五十肩の一般的な治療法

五十肩(または肩関節周囲炎)の治療方法は次のとおりです:

・安静: 進行具合が初期段階の場合、他の治療と並行して安静に過ごすように医師から指導があります。炎症を抑えることが優先されるため、まずは肩に負担をかけないように安静が必要です。

・薬物療法: 炎症期には、消炎鎮痛剤の内服や注射が有効です。ステロイド剤と局所麻酔剤を混ぜた薬や高分子ヒアルロン酸ナトリウムなどの注射も検討されます。

・リハビリテーション: 拘縮期にはリハビリテーションを行います。肩の可動域が制限され、筋力も低下している可能性があるため、療法士の指導のもとでおこなうようにしましょう。

・体外衝撃波治療: 高エネルギーを照射して組織の再生を促す治療法です。体外衝撃波治療は、拡散型と収束型の2種類があります。

・再生療法: 自己修正能力を引き出し、失われた組織の機能を再生する治療です。幹細胞や血液を採取、加工して患部に注射します。

・手術療法: 重症化した場合には、炎症や癒着のある組織を切開する手術も検討されます。

 

当院が考える四十肩・五十肩の治療法

まず炎症期では、夜間時の疼痛が激しく、痛くて寝れないといった悩みが多く、その際は、整形外科に受診し、痛み止めの注射、飲み薬での痛み止め服用などで、炎症を抑え『寝れる』ことを優先的に考えた方が良いでしょう。

しかし、それが収まると肩が上がらない、背中に手が回らないといった『関節が拘縮する』現象になり、こういった部分は、私たちのような、手技や鍼灸、電気治療において肩回りの筋肉の柔軟性を向上することに重きを置いた方が、早く治癒します。

一番症状を長引かせる行為は、『いつまでも安静にしている』ことです。こういった筋肉や関節の疾患は、本来『動かす』ためにある器官であるのに、それを使わないようにすると、その機能自体も失うことになります。

だから『五十肩になると長引く』と言われる所以はそこなんですね。

五十肩という症状は、その時期に見極めた、適切な処置を行うことで早く改善できる可能性のある疾患です。

四十肩・五十肩の痛みでお困りの方はぜひ一度、つかもと本通接骨院にご相談ください!

 

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