ばね指の施術方法について

こんにちは、つかもと本通整体院・鍼灸院 院長の酒井です。

今回は、ばね指(弾発指)についてのお話です。
当院では、ばね指に対して整体とグラストンテクニックを組み合わせた施術を行っています。

「朝起きると指が曲がったままで戻らない…」
「指を伸ばすと“カクッ”と音がして痛い」
「手術はできるだけ避けたい」

こうしたお悩みをお持ちの方に、ぜひ知っていただきたい内容です。

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ばね指とは?なぜ起こる?

ばね指は、指を曲げ伸ばしする腱が、腱鞘というトンネル状の組織で炎症を起こし、腱がスムーズに滑らなくなる状態です。

炎症が続くと、腱や腱鞘が腫れたり厚くなったりし、「カクン」と引っかかるような動きや痛みが生じます。

主な原因は以下の通りです:
 • 手指の使いすぎ(スマホ・パソコン・育児・家事)
 • 手首や前腕の筋肉の緊張
 • ホルモンバランスの変化(特に更年期の女性)
 • 姿勢の悪化による負担の偏り

実は、ばね指になっている方の多くは、指だけでなく前腕・肩・背中などにも負担や歪みを抱えているのです。

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当院の施術①:整体による全身調整

ばね指の原因は、指そのものよりも「どういう使い方をしているか」「どこに負担が集中しているか」にあります。

当院では、まずカウンセリングと検査で、体の使い方のクセやバランスの崩れを確認します。
 • 巻き肩や猫背
 • 前腕の筋肉の緊張
 • 肩甲骨の可動性の低下
 • 姿勢や歩き方のクセ

これらが原因で前腕の筋肉に過剰な緊張が起こり、腱鞘へのストレスが蓄積していくのです。

整体では、背骨や肩甲骨、骨盤などを調整し、全身のバランスを整えながら、指や腕にかかる負担を軽減していきます。

結果として、指の使い方そのものが変わり、根本的な改善と再発予防につながります。

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当院の施術②:グラストンテクニックによる局所アプローチ

ばね指の局所には、「前腕の筋膜・腱膜・皮下組織の癒着」が起こっていることが非常に多いです。

そこで当院では、**グラストンテクニック(Graston Technique)**という特殊な金属器具を使った軟部組織リリースを行います。

金属の専用ツールを使って、皮膚の上から筋膜や軟部組織を滑らせることで、
 • 筋膜や腱の癒着を剥がす
 • 血流を促進する
 • 自然治癒力を高める
 • 関節の動きを改善する

といった効果が期待できます。

特に前腕の屈筋群(手首や指を曲げる筋肉)に強い緊張がある場合、このテクニックでリリースをかけると、指の動きがスムーズになり、痛みが大きく軽減します。

初めて受けた方からは「こんな金属のヘラみたいなもので本当に効くの?」と驚かれますが、施術後に「指が軽い!」「引っかかりがなくなった!」という感想もよくいただきます。

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指だけでなく「全体の動き」を整えていく

ばね指は、「局所の炎症」だけを見ていると再発を繰り返します。
 • 同じ姿勢での長時間作業
 • 肩が内巻きになるクセ
 • 荷物の持ち方や育児での負担
 • スマホやPC作業の角度

こういった日常の動きのクセや姿勢の崩れが、ばね指を引き起こすきっかけになっているのです。

整体で身体のバランスを整え、グラストンで局所の癒着を取り除くことで、
「動かしやすさ」と「痛みの軽減」を両立させ、再発しにくい体をつくっていきます。

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「手術しかない」と言われた方へ

整形外科で「腱鞘切開手術を勧められたけど、なるべく避けたい…」という方も、ぜひ一度ご相談ください。

手術をしなくても改善するケースは多くあります。
「ばね指がよくなったら、家事も楽にできるようになった」
「趣味のピアノをまた弾けるようになった」
そんな喜びの声をたくさんいただいています。

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もしあなたが、ばね指の痛みや動かしにくさでお困りなら、整体×グラストンのコンビネーション施術を体験してみてください。
あなたの「また指が自由に動かせる毎日」を、全力でサポートします。

つかもと本通整体院・鍼灸院・接骨院